円安が進み、韓国旅行の費用が「思ったより高い」と感じる人が増えています。
かつては気軽に行ける近場の海外として人気だった韓国ですが、最近ではカフェやファストフードの価格が日本よりも高いケースも。
この記事では、円安・ウォン高の影響による物価の変化から、旅行費用の目安、さらに節約のコツまでわかりやすく紹介します。
上手に工夫すれば、今でもお得に韓国旅行を楽しむことができますよ!
円安・ウォン高で韓国旅行の費用はどう変化した?
ここ数年、為替の影響で韓国旅行のコスト感は大きく変わりました。
2020年ごろは「100ウォン=約9円」ほどでしたが、2024年には「100ウォン=約11.5円」前後まで上昇。
同じ1万ウォンを使っても、以前なら約900円で済んだのが、今は1,100円以上かかる計算になります。
つまり、わずか数年で2割近く支出が増えたということです。
とはいえ、韓国は日本からの距離が近く、航空券や宿泊費の相場自体は比較的リーズナブル。
物価上昇を感じるのは主に「食事」や「日用品」であり、旅行全体の費用が極端に上がったわけではありません。
工夫次第では、依然として“手軽に行ける海外旅行先”であることに変わりはないでしょう。
韓国の物価は日本より高い?実際の比較
最近の韓国では、国際ブランド品を中心に価格差が広がっています。
例えば──
商品カテゴリ | 韓国での目安価格 | 日本での目安価格 | 備考 |
---|---|---|---|
ファストフードのセット | 約600〜700円 | 約450〜550円 | 韓国の方が高めに出る場合あり |
カフェの定番ドリンク(中サイズ) | 約550〜650円 | 約450〜550円 | 高級カフェだと差が出やすい |
ペットボトル飲料(500ml) | 約150〜220円 | 約90〜120円 | 輸入品や観光地ではさらに高い場合あり |
このように、同じブランドであっても韓国の方が割高です。
背景には人件費の上昇や原材料価格の高騰、そしてインフレの影響があります。
ただし「すべてが高い」わけではありません。
地元の食堂や屋台では1食500円前後で楽しめることも多く、特に市場グルメはコスパ抜群。
「日本と同じもの」を探すよりも、「韓国らしい食」を楽しむ方が結果的に安く、満足度も高いでしょう。
円安でもお得に楽しむ!韓国旅行の節約術3選
円安の中でも、工夫すれば出費を抑えながら旅行を満喫できます。
ここでは特に効果的な節約ポイントを3つ紹介します。
ローカルグルメを中心に楽しむ
明洞(ミョンドン)や弘大(ホンデ)などの屋台では、ホットクやトッポギが500円前後から。
ボリューム満点の学生街食堂では、定食が1,000円台で味わえます。
観光地価格のレストランより、地元の人が並ぶ店を狙うのがポイントです。
両替とキャッシュレスを使い分ける
空港よりも市内の両替所(明洞・南大門など)の方がレートが良い傾向があります。
ただし韓国はカード社会なので、現金よりもクレジットカードやT-moneyカードを使う方が便利。
現金は少額にとどめ、キャッシュレス中心にすると両替の損失を防げます。
通信・持ち物の工夫で節約
Wi-Fiルーターは事前予約で割引されることが多く、eSIMなら2泊3日で2,000円前後。
また、スーツケースやカメラなどはレンタルサービスを利用すれば、購入より安く済みます。
短期旅行なら“必要なときだけ借りる”のが賢い選択です。
韓国旅行の費用目安と内訳
韓国旅行の平均的な費用感をざっくりまとめると、次のようになります。
項目 | 相場(1人あたり) |
---|---|
航空券(往復) | 3万〜5万円 |
宿泊費(1泊) | 5,000〜15,000円 |
食費(1日) | 1,500〜3,000円 |
2泊3日のパッケージツアーなら、1人あたり約5万円前後が相場。
LCCを活用すれば、3万円台からのプランも見つかります。
繁忙期(GW・年末年始)を避ければ、よりお得に旅することも可能です。
交通費も安く、地下鉄初乗りは約160円、タクシー初乗りは約500円ほど。
Wi-FiレンタルやeSIMも2,000円前後で利用でき、通信面でも安心です。
円安でも韓国旅行は「工夫次第でお得」
円安・ウォン高の影響で、韓国の物価は以前より高く感じられるようになりました。
とはいえ、旅行全体のコストはまだ十分に手が届く範囲。
LCCの利用や屋台グルメ、キャッシュレス決済の活用で、無理なく節約できます。
「韓国はもう高いから無理」と諦めるのは早いかもしれません。
ちょっとした工夫で、円安の今でも韓国旅行を思いっきり楽しむことができますよ!